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股関節と骨盤

こないだの月曜日のNHKスペシャル
「あなたの若さを保つ・鉄人アスリートに学ぶ楽々健康術」

43歳で時速140㎞の速球を投げる横浜・工藤投手や、
39歳で連続イニング出場の世界記録を更新し続ける阪神・金本選手の、
その驚異的な筋力体力の源泉を取材、分析してました。

工藤選手は「すべては股関節」って言って股関節をトレーニングしてて。

「なるほどな〜」、って思うと同時に、
「やっぱりね!」とも思ったんですよね。

背筋、腹筋、脚力、老化による人の衰えがいちばん著しく出てくるのは、脚力なんだとか。
脚力の衰えは、股関節、大腿部周辺の筋肉の衰え。
でも、外側の筋肉だけじゃなくて、骨盤の中に食い込んでいる筋肉も鍛えてないと、
あんまり意味ないんですよね。

剣舞でもなんでも、踊りが上手い人の踊りって、
股関節が強靱で自由度、制御能力が優れている気がしません?
○元さんの踊りなんか、ビデオを見ると、それをむかしから常々モロ感じてたんです。

舞踊は「すべては腰」ってことになると思うんですが、
これ、物理的に言えば、骨盤、骨盤まわりの筋肉のことだと思うんですよね。
丹田に力をあつめるのも、骨盤周りの筋肉を意識的無意識的にぜったい使っていると思う。

むかし、モノクローム・サーカスの坂本公成さんや森裕子さんと
いっしょにしごとしたときも、
彼らの事前の入念なストレッチとトレーニング、
なかでも骨盤まわりをゆるめたり、刺激したり、鍛えたりする一連のエクササイズには、
なにより動かしているととても気持ちが良くて、すっごいゆるやかで、
解放された気分になって、
そしてニュートラルな心持ちでリハに入っていける。
骨盤まわりってたいせつやな〜と、勉強になったものでした。

ところで、工藤選手の、骨盤まわりの筋肉強化のトレーニングを見てて思ったんですけど、
強度の差はあれ、このトレーニングって、スクワットのバリエーションでありまして。

つまり、やってることは民舞と同じことやん!!って。
日本の民俗舞踊の、特に男性系統のものって、ほとんどスクワットのバリエーションですよね。
剣舞はその極地だと思う。
しかも、民舞はあんなふうに無機的に自分を追いつめる風でなく、
囃子にのって楽しくやれる。
鍛えるためでなくて、踊りたいからおどっているうちに、
知らず知らずのうちに、かなり鍛えられているんではないかな、と。
スポーツ選手は足首に負荷のなんか着けて、剣舞やったらいいんじゃない?
とか思ってしまった(笑)。


さてさて、blog更新は、既になっていますが
しばらくちょびちょびツーツー歩きになると思います。
このblogは踊りとケンキュウ話中心というスタイルをくずしたくないので。
別に、ikehiroのマタニティてんてこ舞日記を始めました。
そちらは踊りに関係ない、妊産婦の家庭的な?雑談話です。
そちらの方も、よかったらのぞきにきてやってください。
ではでは。
by hiysalah008 | 2007-04-19 09:45 | 雑談


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